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花き業界と食品業界

食品業界と花き業界の違いは明確です。

食品は食べもの故の安全性が重視されます。例えばレトルト食品の場合、殺菌する商品の中心温度を120度4分間と決まっています。これが実施されれば、商業的完全殺菌ということになります。現在レトルト食品と言われているものは、ほぼその殺菌方法で生産されています。

カレーなどは夏場、鍋の中に置かれた物は翌日には食べることができなくなりますが、レトルト殺菌されたカレーは半年間保証されています。この技術は缶詰からの技術が生かされています。また、これらの技術を活用し、食品メーカーと包材メーカーとがパートナーとなり、次々新製品を作り出しています。

食品業界にとって包装業界はなくてはならない存在なのです。

 

一方、花き業界にとって包装業界とはどんな存在でしょう。ブーケなどギフトの花には様々なラッピングペーパー、リボンなどがあり、それなりの役割を果たしています。しかし品質面での役割となると、ほぼ無縁となります。目的が異なるからです。花き業界にとって包装業界と最も近しい花は「ホームユースフラワー」です。量販店店頭の花を鮮度よく、日持保証販売にもっていくためには、いくつかのハードルがあります。生産者から市場、加工メーカーまでの物流基準、加工メーカーでの保管基準と加工基準などです。これらは各加工メーカーが独自で実行するには時間的、人的、技術的投資や研究、開発が必要になります。私はこの分野こそインパックの仕事だと捉えています。加工メーカー、販売者としてのスーパーマーケット、切り花生産者、卸売市場の皆様とパートナーになる資格を有しているのは国内ではインパックだけかもしれません。今後とも勉強を繰り替えし、多くの皆様からご信頼いただけるよう努力して参ります。

インパックは包装機器のメーカーから「FM2ベンダー」(Freshness Management Maker ベンダー:フレッシュネス  マネージメント メーカー ベンダー = FM2 ベンダー )へ、進めて参ります。これらが完成した時、花き業界の真のパートナー企業になると考えています。

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