TTI特許成立
暫くTTI(Time Tenperature Indicator)の事に触れませんでした。
昨日大きな変化がありました。
インパックと北大で特許申請をしておりました鮮度が一目でわかるTTI(インパックの商品名:フレッシュネスメーター)に昨日特許がおりました。既に開発に着手して4年がたっています。この商品はオランダのフラワーウオッチ社のユルン社長から、世界にはこんな商品があると見せてもらったのが最初でした。温度×時間の総和で鮮度状態を一目でわかるTTIでした。しかし、この商品はバクテリアを繁殖させ、目標のTTV(温度時間値)になると色が変化させていました。今までは保管にマイナス30度の冷凍庫を必要としています。つまり保管が大変でした。またバクテリアの言葉からも好印象を持たれませんでした。ユルン社長にもっと扱いやすい商品を作ることを約束しました。
早速、つくば市の花研を訪ねたり、いろいろいたしましたが、なかなか思うような話を聞くことが出来ず、困っていましたが、農研機構の先生から北大にそのノウハウがあると聞き、早速常務の西田と尋ねました。既にモデルとなるものがあり拝見することが出来ました。私たちは花に使用する旨を伝え、温度時間値の設定、花の流通などを確認しながら開発に入りました。既に4年がたちましたが、まずは花専用のTTIに特許がおりました。
北大との共同出願です。
インパックはエチオピアからのバラの輸送にフレッシュネスメーターを世界で初めて使用しました。使用しての印象は安心感が得られることです。規定通り入荷すればTTV500~700
でインパックの加工工場に入荷します。その際の色変化は薄いブルーのような色です。それであれば品質に全く問題はありません。フレッシュネスメーターは世界特許(アメリカ、ヨーロッパ、中国)も申請しています。こちらも近く結論が出るはずです。