挨拶と返事
昨日の午前中、近くにある関係する保育園に出かけていました。
私の顔を見ると「理事長先生、おはようございます!」と元気の良い挨拶があちこちから聞こえてきます。
挨拶をする際は、立ち止まり、相手の目を見て軽く頭を下げながら大きな声で「おはようございます」「こんにちは」などの挨拶をしましょう、とよく話します。しかし大人になると「立ち止まって」はいつの間にか省かれ、「目を合わす」こともなく、小さな声で挨拶をするのがいつの間にか普通になってしまいました。
保育園に出かける度、反省しています。また、保育園の皆さんは誰でも挨拶が出来ます。つまり子供の時は出来ているのに大人になるとできなくなるのです。どこかがおかしいようです。普通は大人にできて子供が出来ないことが多いのですが、挨拶だけは例外です。園児の皆さんは挨拶だけでなく、返事も見事です。大きな声での返事は気持ちよくなります。大人は返事が出来なくなりました。恥ずかしい、分かっている、など理由はあるでしょうが、もう一度挨拶と返事を見直すことにします。
戦いの中で点呼し、返事のない場合、それは死んだものとして扱われるそうです。戦の中では探している暇はないのです。とすれば返事は命そのものとなります。
挨拶と返事は園児の皆さんが先生となります。