100本のバラのブーケ
昔の話です。メリコの論理と言われ、何のことか分からず聞いたことがありました。
メ:目立つか
リ:理解されるか
コ:好感を持てるか
これらはパッケージを開発する際、上記の言葉を下敷きにして考えてはどうか、と言う事でありました。その後、常に「メリコ」を考えながら商品開発や、パッケージを決めてきた気がします。
しかし、今は花の包装資材、デザインなどから花そのものを商品化することが多くなりましたが、花にも同じことが言えると確信しました。
例えば、100歳だから100本のバラを送りたいというご希望があることも分かります。しかし写真を撮ってすぐ分かるのは、100本のバラは送る側の気持ちがかなり前面に出ている気がします。100歳だから100本のバラのブーケは余りに大きく、受け取った方に少々負担がかかります。ブーケだけが目立ってしまいます。
メリコで言えばとても「メだち」ますが「リかい」されたり、「コウカン」を持つところに至らないのかもしれません。おそらく100歳だから100本という少々乱暴な理由だけでは美しくならない気がします。例え10本のバラであっても、優れたパッケージと共にブーケが作られていれば、その方が良いのかもしれませんね。