立ち枯れの原因
一昨日多摩湖周辺の樹木が枯れていることを書きました。
昨日も同じ場所を通りましたが、一昨日より多くの立ち枯れの樹木を見ることになりました。
たしか昨年はそのようなことはありませんでした。かなり急激に被害が広がっています。
早速友人の樹木医の方に連絡し、立ち枯れの原因をお聞きしました。
立ち枯れしている木のほとんどが「コナラ」です。更にシラカシ、マテバシイにも被害が広がっています。驚くことにカシナガ(カシノナガキクイムシ)という虫が木に入り、カシナガについている菌(ナラ菌=ラファエレア菌)が繁殖し導管を詰まらせ、水を吸い上げる機能を止めてしまう事から枯らせてしまうとのことでした。
早速検索しましたが、どうやら関西では以前から被害があり、相当数の樹木が被害を受けていました。それが今年に入り、多摩湖周辺で同じことが起き始めました。テレビでも「トトロの森」が被害を受けている様子が放送されたとのことです。
驚くことに虫が木に入ると、3か月後には枯れてしまうそうです。多摩湖周辺では見えるところだけでも30本以上ありますから調べると更に出て来ることでしょう。それも大木ばかりです。小さな木には虫は来ないようです。
この虫が入ると数年は被害が続くようです。
驚くほど高い殺虫剤があるようですが、それでも友人は使いたいと言っています。被害と止めるのはそれしかないようです。