佐々木常夫手帳
元東レ取締役、東レ研究所の社長をお務めになった佐々木常夫先生のお話を幾度となく伺い、ある時はNHKラジオで話された内容を録音し連日聞いていました。(先生が社長の頃東レ研究所で出版された本の中にインパックの機械を取り上げてくれたことがありました)
今は別の意味で連日お会いしている気分になっています。それは佐々木常夫手帳を3年前から使っているからです。毎月の格言を読みながら先生とお話している気分になっています。始めて手帳を知ったのは社内で数人の社員と共に連日のように佐々木先生の話をすることから相談役が名前を覚えて呉れたようで、「いつもお前が話す佐々木常夫さんの手帳を買ってきた」と言って1冊頂くこと事になりました。それまでは伊藤屋に出向き沢山ある手帳から1冊選ぶのが大変でしたが、それ以来迷わず先生の手帳を使い続けています。佐々木常夫手帳の中で最も特徴的なページはガントチャート(月間個別管理表)です。8項目まで書くことが出来、かなり忙しい人でも8項目あれば十分です。これにより同時進行している仕事も分かりやすくなりました。私としてはこれ以上の手帳はないと決めています。
さて、佐々木常夫先生は大変優れた方です。課長、部長、取締役、子会社の社長と進む中でご家庭の事情が大変になってきました。障害を持ったお子さん、うつ病の奥様(自殺を三度繰り返す)勤務先が大阪と東京を何度も繰り返す中で仕事をこなし、実績を残し、更にご家族との関係を確り保たれてきました。佐々木先生はワークライフバランスについて身をもって示された方です。
これらは本の中や、ご講演にも出てきます。つい自分と比較してしまいますが、恥ずかしすぎる感じがします。