菰外し
昨日は3月1日、快晴でした。
昼に用事があり明治記念館に出かけましたが、丁度入り口にある10本ほどの(蘇鉄?)に巻いてある菰を剥がしているところに遭遇しました。冬の間きれいに菰が全体を覆いまるで工芸品の様に見えます。
北国の金沢城内の雪つりと言い、各地に見える松の菰巻きなど冬の間の風情としては中々いいものだと思います。
それらは確かに冬の寒さの耐えるためにやっているようにも言えますが、本当のところは虫たちが寒さに耐えるため菰の中に入り込み越冬をすることになっているようです。その虫の中には松くい虫の様な害虫がいるため菰巻きなどはある種の虫寄せになっています。
春になると菰を焼く事で害虫を駆除することが本来の目的の様です。
昨日もそうですが、このような菰を付けたりする作業を見るのも楽しいのですが、反対に菰や雪つりを外す作業も趣のある風景です。
昨日は全国あちこちでこのような光景が見られたのでしょう。