パレチゼーションは勝利する!
モノの流れには商流と物流があります。
今より50年前あたりから、物流がより前面に出てきました。松下包装研究所の所長は日本がテレビで世界を席巻できたのは物流のおかげと話していました。それまでの日本のテレビは、世界に持って行くにも家具調テレビで思うように数が海上コンテナに入りませんでした。家具調テレビはデザインから入っています。しかし松下電器は海上コンテナの内寸を図り、一分の隙もないように外装の計算をし、その段ボールケースの内寸に合わせテレビの寸法を決めていきました。
完全にコンテナリゼーションの考え方です。これによりアメリカを中心に日本テレビは世界のトップになりました。物流の勝利でした。
海外から来る花はともかく、日本国内で流通する花も今後パレチゼーションの考えを元にすることが重要です。パレット、もしくは台車の寸法に合わせ段ボールサイズを決める、切り花は様々な種類がありますが、花に合わせ段ボールの設計をするのではなく、パレットや台車に合わせ設計を行い、その中に花を入れる!
これからますます物流費が上がることを考え、物流を考えることが重要になってきました。