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山田流定期公演

昨日は国立劇場に出かけてきました。単に知り合いのお嬢様が琴を引くのを見に行く程度に考えていましたが、山田流の創立100周年の記念公演で、プロの方の演奏は後半に集中し、僅かにアマチュアの方の演奏がありました。朝10時から夜8時過ぎまでの公演会でした。

知り合いの方は100周年記念の楽曲でお琴を引いていました。ほかに三絃、胡弓、尺八で13名の編成で記念曲が演奏されていました。曲目は勧酒(酒を勧める)とありましたが大人の世界、さらには社交の場としてその場を盛り上げる主役としてのお酒を感じました。更に脱コロナにふさわしい曲目となっていました。

彼女は単なる芸事ではなく、プロ演奏家として活躍中でした。

 

また、最後の方で特別出演が二つありました。一つは尺八の演奏、これは101名の大合奏でした。指揮者もいない中同時に始まり、終わるときも一分の狂いもなく演奏が終了しました。演奏の素晴らしさと共に全員の演奏が同時に終了したときは少々感激致しました。どうやら琴の演奏には尺八は欠くことの出来ないパートナーの様です。更に同じお琴の流派に生田流がありますが、生田流からのお祝いは人間国宝の米川文子先生がお越しになり、演奏されていました。この演奏には三絃、尺八共に三名の人間国宝が並び、とても贅沢な合奏となりました。特に米川文子先生は92歳の演奏でした。

 

今回初めてお琴の演奏会に出かけましたが、1日の演奏会があっという間に終わった感じです。これからもチャンスを見つけて出かけるつもりです。

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