漱石も通った井上眼科病院
井上眼科はお茶の水の駅からほんの1、2分の所にあります。私が行くのは井上眼科病院の方ですから3分程度のところにあります。ここの眼科や眼科病院はたいそう有名で、確か漱石の小説か子規宛の手紙にここの眼科は出てきます。150年程経っていますので明治初年には現在の場所にありました。
20年ほど前から眼科通いが始まり、当初、行きつけの病院の眼科に行っていましたが、先生から三鷹の眼科を紹介され、そちらへ行っていました。そこが4年前に閉院になり、今度は信頼度の高い井上眼科へ行くことにしました。
私の場合、目の周りがぴくぴくするようになりました。治療法が二つあり、一つは頭の中にある視神経が血管とくっついてしまい、血液が流れる度、目の周りのぴくつきがあるので、頭を開き血管と視神経の間にクッションを入れるのが1つ、あとは眼のふちに弛緩剤の注射を(ボトックス)を5、6回打つ治療の二通りでした。私は注射を選びました。3ヵ月に1回注射を打つことになりました。この注射の問題点は注射を打ち、1週間から1ヶ月上瞼が下に垂れてくることです。半分くらいしか開いていません。時々上手くいきますが、あらかた垂れてきます。もう20年になりますが、これなら頭を開いた方がよかったかもしれません。
それでも注射を打って3ケ月の間、ぴくつきは解消されます。
いつも感心するのはこの病院の対応です。混む病院(検診もボトックス注射も目の検診も3ヶ月先まで予約でいっぱいです)ですから多少待つことは仕方ありませんが、受付から看護士の皆さん誰をとっても感じのいい眼科で、待っていてもほぼストレスはありません。