物流問題
花き業界でも物流問題は避けて通れません。
2024年問題は大きなテーマを我々に示してくれました。今のままでは農産関連は荷物の36%が運べなくなるとのことです。積み残しされることになれば大変なことになります。
宅急便の運賃が上がりかけたころ、茨木のある量販店様で夏になるとスイカの受注を受け、宅急便で送る手はずになっていました。丁度値上げ交渉の真っただ中のころでした。夕方になっても宅急便が来ません、電話で問い合わせたところ、運賃値上げを認めていただけないところへは引き取りに行けない、とのことでした。
2024年問題は値上げの件は一部です。他にパレット化、台車化などが大きなテーマになっています。トラックへたくさん積むことになると手積み手下ろしとなります。しかし現在大半はそれなのです。農水省は11パレットを推奨しています。パレットでの荷下ろしとなるとウイング車となり、冷蔵輸送とは離れていきます。問題はいくつもありますが解決策もあります。
・切り花は温度管理しながら運ぶ。
・手作業はやめて機械化(台車の場合リフト、パレットの場合フォークリフト)が必要
・コンテナ(折り畳みコンテナでの輸送)と台車などの組み合わせで利用をすることで作業時間の短縮を図る。
などです。
最低限手作業からの脱却が必要となり、積み残しのない環境作りが必須となってきました。