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江戸から明治になり、各芸能関係者は大変なご苦労があったようです。お能は今まで将軍家や各大名家にお抱えの芸能として生活には困ることがなかったのですが、明治になり一気にその関係性は断たれました。

歌舞伎は将軍家とは関係のない庶民のもので、いきなり困ることはなかったようです。更に歌舞伎と文楽は松竹がスポンサーとなりビジネスとして成り立ちましたので、歌舞伎は一層発展していくことになりました。しかし文楽はかなり早い段階で松竹と関係性を断ち切られました。一人で生きていくとなると厳しいことになります。

 

一昨日歌舞伎座へ参りましたが、さすがに松竹です。現在の歌舞伎座は五代目の様です。設計は隈研吾氏のお仕事です。外見の重厚感と言い、大きな舞台をもつ建物は客席には柱一つなく一階席から三階席のどこに座っても舞台を見ることが出来ます。この空間が大きな外観の建物になっているのでしょう。

私は車で出かけていますが、車での来場者に対してもいい対応をしてくれます。また1時間分の無料サービス更に時間当たりも500円と銀座周辺としては安い設定になっています。

 

このような対応のできる歌舞伎はいいとしてもお能、文楽、自ら公演企画など行う芸能はきっとご苦労の多い事でしょう。

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