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VANジャケット

日本の戦後の服飾文化の中で輝く一人の男性がいます。石津健介さんですが私くらいの年齢の人は男女問わずご存じのはずです。1948年にVANを創業し、瞬く間に日本中をVANの渦に巻き込みました。戦後すぐアメリカントラッドの波があり、ブルックスなどを着る人もいたようですが多くの若者はVANにそまりました。1960年代は銀座に現れたみゆき族など始め、多くの新しいファッションの方向性を模索する人たちが出てきました。

 

私は若い頃は中々ついていけず、興味はあるけれども中に入れないような生活でした。ある時VANの店に行くと、人が多すぎてとてもは入れないほど繁盛していました。都内のVANの店は何処もそうでした。日本中がそうだったのかもしれません。石津さんの与えた影響は計り知れません。いい年になった頃、青山のVANショップへ行くようになりました。その店には石津健介さんの写真が何枚も有り、着物姿の石津さんを憧れのように見ていました。VANはなくなりましたが石津さんの影響を受けた人達は、たくさん男性の衣料を世に出していました。ある時、石津健介さんのご長男がロータリーの例会に来られ話をされていました。服飾の研究所を持たれ活躍されています。お孫さんもおりましたがVANジャケットを着こなしていました。今私の夢は半ズボンにVANジャケットを着たいと思っています。これは恥ずかしいので買っても家の中だけになります。

 

余計なことを沢山書きましたが、今夜VANに頼んだ背広が出来上がってきます。

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