セミの声
今日から8月になりました。ただ気分的に申し上げれば漸く8月になった気がします。連日の暑さを既に6月から感じている身としては、今から8月と言われても身体は既に34℃、35℃になっていますので8月も7月も同じ気分です。これからはこんな風な天気ときっと付き合っていく事になるのでしょう。
少々心配なことがあります。次第に暑くなってくる夏がセミをはじめ、虫の生きる環境を変えるのではないかという点です。7月の中旬テレビで今年はセミの鳴き声を聞かないといったコメントを入れている人がいました。確かに鳴き始めが遅い感じはしましたが、連日ミンミンゼミの声は聞こえてきます。子供の頃7月はアブラゼミが主体でしたが、今ではアブラゼミ自体の数が減った様で7月も8月もセミの声の主体はミンミンゼミになっています。
オーシーツクのツクツクボウシはほとんど聞かれません。8月の中旬過ぎにはヒグラシの声が聞かれます。こちらも大分数が減った気がします。そのように考えるとミンミンゼミは強いセミかも知れません。
またさらに強いセミがいます。セミの代表はクマゼミでしょうか。関東ではほぼ聞かれませんが、静岡から西では大きな声が聞こえてきます。昔出張で新大阪に降りると、まずクマゼミの声です。文字にすると「ジャーンジャーン」になるでしょうか、時に「シャーンシャーン」と聞こえてくるときもあります。
町中でも大きな声で鳴いています。それも1本に木に沢山います。私の個人的な思いとしては、クマゼミの声を聴くと元気になってきます。クマゼミは減るのではなくむしろ増えているようです。研究者の中には増えてきた原因を探しているようです。関東のセミが減ってきているのに比べると、何か幸せな課題です。
クマゼミの声を聴きたいときはスマホで聴いていますが、本物を聞きたいものです。東京ではクマゼミはほぼ聞くことができません。