バオバブの木
インパックには花きを扱う部隊があります。現在は切り花はやっていませんが、チャコボールを用土に使用したチャコプランツの名称で小さな鉢物に仕上げた植物を年間10万鉢ほど扱っています。現在主に大手ホームセンターへ納めています。チャコプランツの他、専用の用土であるチャコボールも併せて納めています。
先日将来の商品としてどうかと、担当者が一つの鉢を持ってきました。既にガラスの器の中にチャコボールが敷かれ品質も良く仕上がっていました。その中に一つにチャコボールすれすれに丸く膨らんだ部分がありその下から根が出ているのでしょう。球状の上に5cmほどの幹があり、そこのから上は葉が何枚か出ています。この植物の名前は「バオバブ」と言います。
私たちの知るバオバブの木のサイズは驚きの数字です。直径は7mから11mあり幹回りは47mにもなります。更に高さは5mから30mほどになるようです。幹の部分には枝がなく枝は木の上部に集中しています。そのバオバブの木で有名なのはマダガスカルでしょう。太い幹がまっすぐ天上に伸びています。更にバオバブはアフリカ大陸、オーストラリア、インドにも自生しています。バオバブは最もきれいに見えるのはマダガスカルの物でしょう。
500年も1,000年も成長し現在のような大きな木に成長するのですが、それから見ると私の手元にあるバオバブは高さ130㎜、幹の直径は4㎜ほどです。根元の球の直径は20㎜位です。手元にあるバオバブはまるで赤ちゃんの様です。実際にどのように成長して写真にあるようなバオバブになるのは想像もつきませんが、いつかはそうなるのでしょう。
バオバブの木が手元にあるだけで不思議な気がします。
マダガスカルのバオバブ
生まれたばかりのバオバブ2025年