花き業界変化の年
花業界でも色々動きが出て来ました。大田花きと東日本板橋の合併ですが、実際には大田花きが東日本板橋花きの株式の譲渡を受ける形のようです。東日本板橋さんは大田さんの子会社になります。実際は来年の4月に実施することになっているようです。(2025.0915:花卉園芸新聞)
花き業界もこれから様々動きが出ると思いますが、ある意味ではこのことは業界の走りになるのでしょう。また、同じ紙面にはフジテレビフラワーネットとJFTDの業務提携の記事も出ていました。明らかに変化です。業界を挙げて大きく変わろうとしているようです。
また、昨日はヨーロッパで起きている花に対する否定的な考え方を耳にしました。
現在花の国オランダの中の一部自治体では花の持ち込みを禁止したところも出始めたとのことです。不幸なお話ですが数年前、フランスの花店で働く母親と接触した少女が農薬の影響でなくなったことが最近明らかになり、その決定に影響を与えたとのことです。(大田花き花の生活研究所・桐生氏より)
このようなことはその原因が事実であるかどうか調べる必要があります。それらを元に花が生活の一部から除外されることになるのは大きな問題です。事実を調べて欲しいと思います。
アンチ花の動きには、私は反対の立場です。花の持つ力、花の持つ豊かさなど私たちの生活にさらに生かされるべきでしょう。私はエチオピアの切り花産地へ二度も参りましたが、生産者の皆さんは農薬、肥料の量を減らす努力を怠らず、オランダの環境認証「MPS」を取得し生産・出荷しています。その努力は今後も続くと考えています。アンチ花の中に農薬のことが含まれるならオランダは一層この事実を明らかにする必要があります。
花に対する動きが多様化してまいりました。私は一貫して花の普及拡大を願っておりますが、ヨーロッパにおける動きが一過性のものであって欲しいと考えています。