1. HOME
  2. ブログ
  3. 歴史
  4. 小さい方が良い!
BLOG

ブログ

歴史

小さい方が良い!

日本は小さい方が良い、戦争で思い切り拡大し他国の領土を手にしていたがそれは余りよくないと韓国の文化庁長官の李御寧(イ・オリョン)は考えていました。日本のいいところは扇子を見ればわかる。使用するときは顔に十分風が当たるほどのサイズになるが、たたむと棒状態になる。素晴らしい発明であるがそこに日本文化を見ることができる。日本の得意技の中にもウォークマンは長い間世界を席巻していました。何事も小さくすることで世界の注目を浴びてきました。

同じようなことを戦前言い始めた人がいました。朝鮮半島、台湾を併合した時期です。更に太平洋の島々を押さえていた時にです。東洋経済の石橋湛山です。戦前から様々な場面で湛山のペンは冴えていました。最も有名な話は「小日本主義」でした。彼の話は単に小さければいいと言っているのはなく、韓国、台湾を手放したほうが日本の発展につながる、という強い意志が入っていました。確かに敗戦後の日本の経済成長を見ると石橋湛山の言う通りになりました。残念でならないのは僅か二ヶ月で退任されたことです。

私見ですが、彼こそがリベラルであり、民主主義者であったと思います。

国が違いますが李御寧(イ・オリョン)の文化論、政治の世界で実践しようとした石橋湛山は二人とも小さくすることで国を発展させるという点で共通しています。

関連記事