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ブーケの時代

さて、ブーケのお話です。

何度か話していますが、ブーケはテーブル上の場合、バラ、チューリップ等20本くらいが基本となるでしょう。

先ごろに日本リテーリングセンター(ペガサスクラブ)の新春セミナーが開催されました。

インパックは能登の復旧に当たっている専務以外の役員が4名で参加いたしました。

 

今回のスピーカーでメインの部分をお話された桜井先生は10年も前から花は1,000円と言い切っておられました。今も変わりません。今回は花の事ではありませんが、1,000円の商品が売れ筋となった時、上は3,000円の商品も可能になると話されたそうです。この話恐らく花にも通じます。

今のスーパー店頭の花に置き換えれば、1,000円ブーケが行ければ、上は3,000円のブーケも売れるということになります。昔のオランダのケースです。750円のブーケが中心となるときがありましたが、この時の上は約2,000円でした。中間に約1,200円の物がありました。ざっくりで言えば3倍です。更にフランスのスーパーでも3,000円のブーケが並んでいましたが、売れ筋は1,000円でした。

日本でこれが出来ないのは売れ筋が398円だからです。それも以前の398円とは異なり、本数が確実に1本減っています。ボリューム感がありません。この価格帯を続けるのは大変な努力を要します。しかし互いに良かれと思って進めている行為が、ことによると問題を先送りしていることになってはいないでしょうか、問題とは花産業の健全な発展です。今やホームユースは当たり前になってきました。その時代に35年前と同じ行為の繰り返しは大いに問題です。3束1,000円をやめられないのであれば、花は別売り場を用意する必要があります。

1束1,000円、3,000円のブーケを商品にするには、今までのホームユースの概念は通用しません。

新たなホームユースフラワーの世界を作るのに、大きな努力が必要となります。

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