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能登事業所

能登事業所、再スタート

インパックの工場は能登半島の付け根にある志賀町にあります。町中からは2.3キロ離れた山の上にあります。この地域は能登中核工業団地として開発されました。開発当時は日立、ホンダの関連会社などが入りました。現在は進出した大手企業は移転されたりしていますが、その反対にここに来て工場に進出した大手企業もあります。また、現在は空いた工場を別の企業が買い取り、ほぼ工場は稼働していると思います。

インパックは商品の製造・出荷はほぼここで行っていますが、昨年の元旦の地震は今思い浮かべても凄まじいものでした。地震直後、工場長から送ってもらった写真は想像を超えていました。翌日工場に入った副社長と専務から更に建物、工場、自動倉庫、大型の自動シャッター等についての報告を受け、写真を見ながらの会議は復旧の事ばかりでした。今思いますと、副社長と専務の今後の復興計画は3日目には出来上がっていたと思います。

 

倉庫の借り入れを申し入れ、建物の瓦礫の撤去、5日目には解体業者、同時にゼネコンとの接触、また、行政の方々とのミーティングなど同時に進行していました。それから1年半が過ぎ、能登の工場は元の姿に戻りました。初めの1ヵ月目には出荷体制が不十分ながら整いました。更に2か月後には工場を優先的に改修し、3月の初めには生産が元に戻りました。以上の様に段々と工場としての仕事が再開されていきました。ひとえに工場の皆さん、改修に関わった工事関係の皆さんの協力のお陰です。

 

年が変わり、事務所の改修、食堂、会議室の改修が行われ、今年の3月には建物の外装も仕上がり、漸く工場全体を覆っていたシートが外れました。更に工場長は今回の改修工事に関係する国家へ提出する資料作りを行っていました。大変な作業量であったと想像します。助成金に関係する書類でしたが、全て自前で実行しました。その苦労のかいがあり、7月末には工事費の3/4の額が振り込まれました。これで元の姿に戻すことができ、今回の改修工事の計画が終了しました。実に有難いことです。

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