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社会情勢・業界情報等

TICAD9

今日まで横浜でTICAD9が開催されています。全アフリカの国々と日本との間で開かれる国際会議です。アフリカと日本との間で交互に開催されています。感覚は3年に1度だったと思います。私がこの会議を知ったのは第4回の頃でした。その後私共はエチオピアのバラを輸入するためにJETROやアジスアベバの日本大使館などのお世話を頂き、農園の社長方をご紹介頂きました。また、オランダの展示会でエチオピアの切り花生産者の名簿を頂いてきました。

インパックは3年間に亘り、エチオピアからバラの輸入を実行いたしました。私たちは日本の市場にバラを投入し、ヨーロッパの様なバラのある生活のお手伝いが出来ればと思いスタートを切りました。初期の頃はオランダ経由のバラもありましたが、品質などの関係もありエチオピアのバラに切り替えました。更に農場の経営にもこだわり、エチオピア資本の農場から主に調達致しました。私たちはバラの単品10本を商品にするつもりでした。また、40cmのバラを使用したブーケを機械化し生産を始めました。丸3年ではありませんがおよそ1,000万本のバラを輸入した計算です。実感としては、ブーケもよく売れました。おそらく、売れないのではなく売らなかったのだと考えています。私たちの輸入は3年間でしたが、鮮度保持、温度管理など様々な結果を残し終了しました。十分にエチオピアのバラが通用する事だけは分かりました。

申し上げたいのはエチオピア側の対応です。私たちのバラ輸入は前述の通りですがそれでも力を入れて応援頂きました。前回の横浜でのTICSD7ではエチオピア大使館がアビー首相(ノーベル平和賞の受賞者)との20分間のミーティング時間を設定頂きました。残念ではありましたがアビー首相は急用があり、外務大臣が代わりに来て下さいました。大変熱心に話を聞いてくれました。更にバラについても生産や輸出もよくご存じでした。外務大臣の前職は農林大臣でもありました。
全体としてアフリカの経済発展が目的ではありますが、決して農業を外してはいないというのが印象でした。
今回のような機会に、東アジアの国々との間で切り花分野でも話が出来る事を知り業界としても参加しては如何でしょう。互いにいい方向の話が出来ると思います。

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