やはり大事なのは「今、ここ」
今回のロシアのウクライナ侵攻は極東に暮らす日本人にとって、また欧米に比してウクライナのニュースがあまり入らない我々として事の本質を中々掴め切れずにいます。一つだけはっきり言えるのは戦闘をすぐ止めて欲しいということです。また、もう一つ明確なのは明日、何が起こるかわからないということです。
明日に何が起こるかわからないことは期せずしてこの二年のコロナの経験とも共通しています。
さて、私は今回の展示会に参加し、皆さんに感謝することを改めて感じています。普通であればこの時期の展示会は中止になってもおかしくなく、また辞退しても誰からも何も言われません。しかし前述の通り明日に何が起こるかわからい中、皆さんの勇気と冷静な判断で三日間貫徹する事が出来ました。来場者の少なさはどうすることも出来ません。また引き合い数も昨年の半分くらいとなりました。更に参加した意義まで問われるかもしれませんが、明日、何が起こるかわかない中、頂いた引き合いは確実に手元に残っています。昨年と比較し環境対策商品は多くの来場者の目を引き付けました。今後のフラワーパッケージの方向性を示すものとなります。今年のみの話ではありません。またその資材も紙とバイオプラスティックとなります。昨年にうちにバイオマスマークの取得も済ませています。
また、紙スリーブについて言えば機械は海外ものですが、メーカーの技術者の来日が叶わないない中、能登事業所のオペレーターの皆さんの努力でサンプルを作り、展示会に間に合わせることが出来ました。
紙スリーブとバイオマススリーブ、これらは量販店の花担当の皆さんから見ると花を安心してこれからも販売し続けることを意味します。販売したくても従来のプラスティックでは今後販売できなることを皆さん知っているはずです。インパックは大転換の中、他社の様に中国品を輸入するのではありません。むしろインパックは紙・加工など国内で賄うルートを持ち始めました。インパックは紙スリーブ、バイオマススリーブの時代にあって能登事業所での生産を行うことが出来ます。十分にお得意先様のお役に立つことが出来、更に国内初の商品であり、次世代の商品の中にあっても国内初の企業となりました。
繰り返しになりますが、これらの流れはオールインパックで作り上げました。皆さんに感謝しつつ、多くの得意先様に1日も早く紹介していっていただきたいと思います。
皆さんの努力を誇りに思うと同時に、この機会を与えられたことに感謝いたします。