ビザンチンハーモニー
ビザンチン帝国はローマ帝国が二分割された395年に始まった国家です。首都は今のトルコのイスタンブールです。その当時のイスタンブールは当時コンスタンティノープルと呼ばれ東ローマ帝国の首都となっていました。
勝手な解釈をすれば、ビザンチンハーモニーとは東ローマ帝国の根底に流れる国家経営の要ともいうべき思想となっています。それは国家元首たる皇帝と宗教上のトップ、つまり正教会の総主教が手を取り合い、国家の繁栄と人民の幸福を願うことをビザンチンハーモニーと言います。国家元首と総主教は言い換えれば、政治のトップと宗教上のトップをさします。
今回のロシア、ウクライナの事を例に取れば、ロシアではプーチン大統領とキリル総主教、ウクライナではゼリンスキー大統領とオヌフリイ総主教それぞれが国家を発展させるべく努力しています。今回の戦いで言えば、同じ宗教を持つ国同士が戦うことに矛盾を感じますが、ロシア、ウクライナともにビザンチンハーモニーの国なのです。
恐らく熱心な信者は毎朝それぞれの国で自らの国が勝利することを祈っています。それはそれぞれ独立した教会であり、独立した国家であるからです。自らの国家元首に勝利の祈りを捧げていると思います。
理屈はこうなりますが、早く収束させてほしいです。