驚きの技術革新
その工場は木々に囲まれた工業団地の中にありました。まるで緑の工場です。
とけるフィルムというだけでインパクトがありますが、私は今から40年以上前からこのことは知っていました。当時私の尊敬する経営者の方からお醤油のフィルムを教えて頂きました。お寿司のネタとご飯の間にフィルムを挟み食べてみるとお醤油を付けなくても、お醤油を付けたのと同じ味がするのです。今回ご紹介いただいたメーカーはその考えと同じ様々な商品を作り出しています。
以前と異なるのは大分領域が広がり、食品から、健康食品、医薬品に至るまで商品開発を行っています。口の中でも解けますが、基本としてみずやお湯の中で溶けるのです。昔は林原研究所で溶けるフィルムを作っていましたが、現在ではこちらが生産しています。
電車の中で急におなかが痛くなった時、その薬はありますが、飲むためには水が必要です。このメーカーで開発しているフィルムはそのまま口に入れるとフィルムが解けるのと同時に薬も解け腹痛に聞くように出来ています。
花業界でも応用が利きそうです。早速社内で話し合うつもりです。
誰にもできない仕事するのはきっと大変です。会社の入り口に多くの特許が掲げられていました。