35年ぶりの機械の話
昨日は大昔の事を思い出すことになりました。
私がまた30代後半の時でした。オランダから輸入した花束加工機械がまだ1台も販売されていない頃の話です。ある会社の社長様とお会いすることが決まり、出かけていきました。売り込み先はこの会社からと決めていました。しかし開口一番「日本では売れない」と言われ大いにファイトが湧いてきたことを覚えています。確かに常識的には難しい分野だったかもしれません。
言われたように簡単には売れませんでした。1号機が売れるまで半年ほどかかりました。はじめの5年で30台ほどでした。5年が過ぎたころ急に機械が動き始めました。3年間で210台ほどの販売実績になりました。社員も大変な勢いで全国を飛び歩きました。新規の搬入、メンテなど今までにないくらいの勢いでした。今思っても大騒ぎでした。よく乗り切ってもらえたと、感謝ばかりです。
花束加工機械は35年たった今でもインパックの大事な主力機械です。販売総数は1,200台ほどになっています。
昨日、その会社の会長、社長はじめ7名のメンバーが埼玉県入間市のIFL(インパックの花束加工&ブーケ工場:国際フラワーロジスティクス)にお越し頂き、花束加工機械・自動スリ―ビングマシン・自動ブーケマシンなどをご覧頂きました。この35年で機械も大きく変わりました。自動化も投入、最終部分が出来ればフルオートになることもお話いたしました。会長も大変好意的に各機械をご覧頂きました。
私もつい調子に乗り、35年前のことを話しました。会長様の会社は実に素晴らしい会社に成長されていました。