ユン先生
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年末より関東は晴天が続き、日本海側、北海道は大雪で始まりました。雪の多い地域では交通渋滞ニュースが連日続きました。荷物の遅配を心配いたしましたが、何とか無事に過ごすことができました。あと2ヶ月、厳しい時期となりますが、安定した天候を望んでいます。
今年は元旦に懐かしい人から電話を頂きました。韓国からの国際電話です。相手は大学で教鞭をとられるユン教授です。先生とは10年以上前からお付き合いがあり、お互いに花について真剣に議論する機会に恵まれました。私はソウルで先生のお世話で500名ほどの若い花き業界の皆さんが集まるセミナーで講師を務めたことがありました。頂いたテーマはバブル前後の「日本の花き産業について」でした。確かにこの時代の日本の花産業は大変な時期を迎えていました。バブル時、シクラメンの平均価格が1万円を超えたと新聞に出た頃で、この当時花産業を支えたのはビジネス需要でしたが、バブル崩壊後、その需要がほぼなくなった頃でした。不動産業、金融業界などでは花のギフトが盛んに利用されていましたが、一気に需要がなくなりました。この時に盛んに言われたのがホームユース市場の創出であり、同じくスーパーマーケットの花が成長していた時でした。
このような実態の話と日本の花産業がどこへ行くのかを話させていただきました。言葉のできない私は日本語で話し、先生がすべて韓国語で訳してくれました。先生は京大の大学院をお出になっていて日本語は完璧でした。思い出としては話した後、ソウル大学の先生がいくつも質問され、それに答えるのに苦労したことです。
その後もユン先生とはいいお付き合いをさせていただいています。コロナ後、真っ先に会いたい人の一人です。