価値ある仕事・運賃にただはない!
ビジネスをしていつも不思議に思うのは「運賃ただ」の看板です。運賃「無料」もあります。私共では能登の志賀町から年間約10万梱包を出荷しています。未だに運賃を100%回収していません。少しでも安価にお客様の所に商品をお届けしたいと、30年程前は、運賃ただをやっていました。決して売買差益が良かったからではありません。競争が激しく、私共だけ運賃を頂く環境にありませんでした。しかし反対に仕入先様からは運賃の請求が例外なく届くようになってきました。特にこの10年は大手配送業者の値上げが激しく、運賃を頂かないと経営が成り立たないところまで来ました。私共も今までは大手二社のどちらかと取引していましたが、値上げが厳しく任せられなくなりました。様ざま工夫し配送地域を分けその土地の得意な配送会社で出荷するようになり、15年前から見ると取引の配送会社は5社程になりました。それでも運賃値上げは避けられませんが、大手二社に頼むより運賃は安くなっています。インパックが手間暇かけ、僅かでも安い運賃を作り出しました。
先ほどの話ですが、運賃ただはそれぞれの会社の販売戦略に関わることなのですが、運賃ただと言われる配送会社の気持ちはどうなのでしょうか。物の価値で言えば、ただなどありません。インパックはこれからも運賃が頂けるよう仕事をしてまいりますが、世の中にはただなどない事を社内で確り理解することが重要です。配送業者に成り代わり、運賃ただと言い切るビジネスはやめた方がいいと考えています。価値のある仕事を目指すインパックとしてはこれからもお得意先様にご理解頂けるようにいいお仕事を続けて参りたいと考えています。