大きな岐路
花き業界は現在、大きな岐路に立っています。
生産面では廃業が続いています。生産する人が少なくなっています。今後の方法としては大規模生産、輸入品の拡大などの道がありますが、簡単ではありません。
市場では市場の数を上げる人が多くいます。もっと大手市場を絞り、小さな市場は加工や、納品体制を整え、地域の卸売に徹してはどうか、その様な中で生産と販売の間に立ち、市場本来の生産企画、マッチング、コンサルなどに徹してはどうか。
小売面では相変わらず生花店の数か少なくなっています。一方量販店は90%以上の店舗で花を扱い、安価な商品が販売され、中々、ブーケをはじめとする企画商品の提案が出来ずにいます。
それぞれに問題を抱えていますが、そのような中でインパックはお仕事をさせていただいています。例えば花き業界の物流への取組は前時代的な動きが多くあります。出来上がった切り花で段ボールのサイズを決めています。トラックの積み込みも手積み、手降ろしが多く見られます。大手生産者はそれなりに機械化、自動化を図っていますが、物流面では今一歩です。インパックはそのすべてに提案を続けていく必要があります。更に重要なことはインパックの提案の質の問題です。業界に対する提案は半端では未来に禍根を残します。原則に従い、多少の問題はあってもまっすぐ進めていくことが重要です。インパックの提案が低品質の結果業界の質が下がっては大問題です。
インパックの領域である包装・物流面においては環境重視、特に物流ではパレチゼーションなどの原則を取り入れた高品質のご提案をしたいと考えています。